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お姫様抱っこの起源について。

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そもそも、なんのためのお姫様抱っこだろう?

世の中の男性(特に私)は常に疑問を抱いていた。

女性にとっては憧れつつ自分の重力(グラビティ)感をさらけ出すというリスクも伴う行為である。
通常1Gの世界で、お前の周りだけ2Gくらいあるんじゃね?と心の中で思ったとしても、それを口に出すことも憚られるという、最近流行りの『忖度』を必要とする行為である。

私はついぞ、一般生活の中で、お姫様抱っこという行為を見たことがない。

通常では、披露宴や、結婚式の二次会、自宅で…。という、晴れの場か、よりパーソナルなシチュエーションでしか発生しないと断言できる。(プリッヅ森調べ)

疲労、もしくは、負傷により体力が尽きた女性を運搬するためには、基本、体重をより強い背筋と背骨で支えることが可能なおんぶであり、腕力・背筋に負担をかける【だっこ】では断じてない!

以前、パーソナルなブログで「女性はお姫様だっこってしてほしいもの?」と一般女性(複数回答あり)に問いかけた時の回答。
「私は女王様おんぶがいい!」と、斜め上の回答が返ってきたことは、良い思い出として私の心に残っている。

さて、そんなどこにニーズがあるのかわからないお姫様だっこであるが、その起源を調べてみると、実は、由来が「酔わせて強奪」であるという?!

酔わせて強奪?!社会的制裁がっ!!

時代は、ローマ建国までさかのぼる…。
ローマが建国された当初は、女性が非常に少なかった。子孫を残し国を維持するためには多数の女性が必要だった。
そこで、ローマ人達は、近くに住んでいたサビーニ族をお祭りに招待し、お酒に酔わせてフラフラにした上で、宴たけなわの時争いを敢えて起こし、それぞれお気に入りの女性を抱っこして、無理矢理、自分の家に、持っていった。
これがお姫様抱っこの起源。

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ピエトロ・ダ・コルトーナ画「サビニの女たちの略奪」。

当然、サビーニ族の親は「娘たちを返せ!!」となる。それに対し、連れ去ったローマ側は「彼女たちはおれたちの妻になる」と宣言。そして勝手に結婚式を挙げてしまった。
サビーニ族としては、「ふざけんな!」である。
もちろん、戦争となる。しかし血気盛んなローマ軍は優勢。
4回目の戦いではなんと、「お願いだからもう戦はやめて下さい」と略奪された娘たちから地元サビーニ族へのお願いが入る。そうして和平へ。

彼女たちは略奪はされたが、実は妻として大切に扱われ、夫にも情も湧いてきた。つまり自分の夫が、自分の親兄弟と戦うことが耐えられなかったという。
そんな話であるが、実は、嫁になった女子が、亭主と実家の親父たちを叱り飛ばすという、光景が眼に浮かぶ。
儚げな女子も、妻になり、子供が生まれると、最強になるのである。
絶対に、私たちのために争いはやめてー!ではなくて、あんたたち!いい加減にしなさいよ!!の方なのだ。(私の見立てではあるが…かなりいい線いってると思う。)

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ジャック=ルイ・ダヴィッド の「サビニの女たちの仲裁」

そして、ロマンスだけが残った…。

この事件以来、新婦を抱っこする習慣が、ローマ帝国の発展とともに、ヨーロッパに広がり、新大陸のアメリカにも広がっていったという。
今は形だけ残っており、略奪も夫婦間や嫁姑の諍いも全部ないことになり、ロマンチックな部分だけ残っているのである。
世の中はロマンチックなものを好むものだ。
というか、不都合な部分は、全部隠し通して、都合の良い部分だけが残ったわけである。

お姫様抱っこは、基本【略奪】の意味合いを含んでいる。
まぁ、同意がない【略奪】なわけであるから、おんぶで自分が楽をしようとしたばかりに背後から首をかっ切られる、締められるという物騒な状況にも陥る可能性があるわけで、常に監視下に置けるお姫様だっこが、略奪には一番都合がよかったわけ。
こいつ、酔ってるな!と確認しながら運搬できるという意味では、最適である。

現代におけるお姫様抱っこ

しかし!しかしである。
そう、現在の草食系の男子。
フェミニズムが横行する現代社会においては、略奪という、肉食系の行為が一般的に許されるわけもなく、虚像化(プレイ化)してしまう。

略奪に対しても、事前の了承が必要であり、それなりの風体(コスプレ)をしつつ、略奪させていただく【程(てい)】をとらせていただきます。と、双方合意の上で、お姫様だっこが発生するシチュエーションを構築する、いわば儀式化する必要がある。
それがブライダルであり、室内でのお姫様ごっこプレイだったりする。

また、今、細身の男性が多くなった現代では、略奪プレイ、儀式化お姫様抱っこであっても、女性の協力なしには、作業が完了しないことは言うまでもない。

抱きかかえられる側は相手の首の後ろに腕を回して肩に掴まることで互いの密着度が増し、その結果抱きかかえる側の負担も少なくなる。
さぁ、略奪プレイのお姫様抱っこ。
ここまで学んだら、やってみたい!と思った方も多いはず。

実践お姫様抱っこ

実は、それを実行するために、『更に!』知識として、現代のお姫様抱っこについて、定義をする。
夢見る女子にとっては名称は、【お姫様抱っこ】でも、
実は一般的に言われる名称は、【横抱き】である。
そして、その行為自体は、介護業界では、【中等度介助】にあたる。
立位からの横抱きという呼び方である。

その覚悟をもって、プレイして見ましょう!

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ローマ時代では、【略奪】であっても、現代では、より優しい【介護の世界】にノウハウが詰まっているという、この変貌が現代を表しているのではないでしょうか?
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